接客業経験者の強い味方。転職エージェントとは?メリットとデメリットの比較

      2017/07/26

転職活動をする際、どんな方法があるだろうか。

・ハローワークに行く
・転職サイトに登録して探す
・ヘッドハンティング(紹介)、もしくはコネ
・転職エージェントを頼る

だいたいこんな感じだろうか。他にもパターンはあるのかもしれないが、だいたいこの4つのどれかに分類できる。

できればただでさえおっくうなことが伴う転職活動。できれば少しでも楽に活動したい。

そんな中で「転職エージェントに頼る」という選択肢が一番精神的負担がかからず楽なのだが、世間ではなぜかあまり表立って語られることは少ない。

なぜかは、この記事を読み進めてもらえば理解してもらえると思う。

無料相談の言葉に釣られて話半分に聞きに行った「転職のプロ」のアドバイスは、当時もがき苦しんでいた私に目がさめるような暖かな光を当ててくれた。

そもそもエージェントってなに?のポイント

  • 転職エージェントのメリット、デメリットと、実際に利用した3社比較
  • つかいどころ
  • 偏見上等。正直な気持ちをそのまま書きなぐってます。

%e3%83%92%e3%83%b3%e3%83%88

転職エージェントってなに?

転職エージェントとは、転職希望者を支援し、「仕事を変えたい人」と「人が欲しい企業」を結ぶマッチングサービスのこと。

一般的に言われる「転職サイト」との大きな違いは、登録すると担当者が必ず一人以上ついてくれて、コミュニケーションをリアルタイムで取りながら転職活動ができる。

また、求人も条件に合うものを自分で探すのではなく、担当者の「推薦」してくれる求人から「選ぶ」スタイルであるため、マッチングミスを減らし、「ムダな面接」を避けやすくなっている。

履歴書などの書類ベースの提出もあるが、エージェント側は基本直接面談・電話面談などの対話からその人の求める仕事、持っているスキルを確認するため、自分が絶対に妥協できないこと、叶えたいこと、持っているスキルをあますことなく登録することができるし、企業側に伝えきることができる。

また、エージェントというサービスは、「面談時の往復交通費以外は全て無料」で使える

なぜ無料で使えるのかといえば、エージェントは転職志望者を企業に紹介することで、企業側からフィーとして報酬を受け取ることで報酬を得ている。求職者の側からはなにも金銭的なものを払う必要はない。

せっかく無料なのだから、「まずは相談だけでも」みたいな使い方をしても良い。
(私は「無料相談」だけしてそのまま使わなかったエージェントさんも居た。そのまま転職サービスを使うかは自分次第。無理な勧誘みたいなのも無かったし。来るもの拒まず去る者追わず、なのだろう)

※2017年2月3日追記

リクナビエージェント転職サービスの担当の方と久しぶりに会いました。(とある別のビジネスがご縁で細いですが交流が続いている)聞くところによるとエージェントサービスを申し込み、面談を受けた人が「転職すべきでない」とヒアリングの結果担当が判断した際にははっきりと

「あなたは転職すべきではない」

と言うそうです。転職は人生を大きく変えるもの。エージェントの利益だけを追求した結果、仕事を探している人の人生を大きく狂わせてしまうおそれがある。取り返しの付かないことになっても謝ることはできても前の職場に戻してあげることはできないので、その点はかなり大切に言葉を選びアドバイスしているそうです。

転職エージェントのメリット・デメリット

接客業の常識「後良しの法則」にならってデメリットを先に示そうとおもう。悪いことは最初に話すべきもの。

デメリット

エージェント側の判断をふまえ、自分で判断する必要がある。

エージェント側のオススメと、自分の希望のバランスは自分で図らなければならない。

例えば、自分はもう忙しくしたくない!そこそこの稼ぎでそこそこ働きたい!という願望があり

・年収はそこそこ(350万くらい)だが条件の合う(残業月約20時間)企業
・年収が高い(500万くらい)けど条件が合っていない(残業月60時間以上)企業

の2つまで絞れたとしよう。

この2社の比較で、エージェントはデータ優先(選ばれやすいほう)で年収が高い方を勧めてくることがある。もちろん「顧客満足」が大事だから、露骨なブラック企業を紹介されることはないという前提で。

ただし、人によって「働き方」に求めているものは違うのだから、ミスマッチは起こり得る。今回のケースの場合、求めているものは「残業の少ない平穏な生活」だ。自分の求める給与水準よりも100万以上高かったとしても「自分に合わない条件でめちゃくちゃ激務だけど高給取り」だったら幸せな転職になるとは限らないでしょ?

でもこれが逆に「忙しくても経験と成長が欲しい。年収も高くてこの条件はハッピー!」で後者こそ最高の転職だと思う人もいる。

すべての最終的なジャッジは、自分でする必要があるのだ。

エージェント毎に強みはあるが、その強みが自分と合わないと苦戦する

エージェントの法人(リクルート、マイナビ)など会社レベルでも強みのちがいがあるし、もっと言えば付いてくれた担当さん個人にもある程度の力量差は出る。
(毎回面接後に、面接を受けた会社へアフターアピールもしてくれる。ここの後出しプッシュがエージェントを利用する強みではあるのだが)

2人3脚で転職を進めていくことになるので、担当の人と意気投合できるとかなりスムーズにことが進むが、合わないと悲惨な結果になることも。

よってエージェントは複数社登録して平行に進めると「事故」が少なくなる。スケジュール管理は大変になるが。

 

以上がデメリット。私個人はエージェントに足を向けて寝られないくらいお世話になったので、デメリットはかなり絞り出した感が強い。

でも何事にも合う合わないは出てくる。常時100点の接客が無理なように、100点のサービスを求めてはいけない、という風に考えよう。

実際に動くのは我々求職者だ。それを忘れると転職の成功は無い。

メリット

非公開求人の魅力

非公開求人という隠れた好条件。今は周りの目もうるさいようで、

「男性が欲しいから男性だけ面接したい」とか

○○県に住んでいる人とだけ話がしたい」のような

求人広告チラシに載せようものなら「差別だ!」と炎上しかねない「遠慮のない」求人を非公開にして、その属性を持った人にだけ求人を紹介するシステムがある。

よってエージェントが紹介してくれる非公開案件は「見込みあり」の状態でスタートできるので、ミスマッチも少ないし、びっくりするような優良企業に潜り込めるチャンスがある。

参考:転職エージェントの「非公開求人」ってなに?

実はこの「非公開求人」の存在がエージェントサービスが大っぴらにならない理由でもある。

「こんな非公開求人あります!!!」とオープンにしては非公開にしている意味がない。非公開で他言無用であるがゆえに、サービス登録した人にしかその存在を知ることが出来ない。

履歴書、職務経歴書は共通でつかえる

何度も同じもの作らせるんじゃない!と思わず愚痴りたくなる履歴書、職務経歴書。

履歴書、職務経歴書はエージェントのサービス内で登録したものを共通して使うことになる。

これが地味だが便利で、志望動機、興味を持った理由だけつけかえればよい。エージェントによってはこの志望動機欄が削除されてて、

「面接当日に口頭で伝えてください」

というスタイルを採用しているところもある。

スケジュール調整の手間

・求人を探す

・求人を選ぶ

・申し込む

・履歴書を送る

・面接の日時を調整する

※言いそびれたアピールの後出し追加

・内定

・いまの仕事を辞め、新しい会社との入社日調整

↑がざっくりとした転職活動のフローチャートだが、赤字の部分はエージェントが手伝ってくれる。

実に半分のフローでエージェントが手を入れてくれるのだ。

また、言いそびれたアピールポイントがあって後悔することがままあるが、エージェントを通して面接後に「後出し」できるチャンスが生まれることもある。ここも大きなメリットだろう。

相談できる人ができる

私がエージェントをオススメする一番の理由がコレ。面接連敗だと心が折れるし、自分ひとりで作った履歴書・職務経歴書は他人が見ると目も当てられないくらいひどいデキ、ということもよくあること。

エージェントを利用することで、

・第三者視点を得る
・悩みを気軽に相談できる

というのは大きなメリット。そのエージェントを経由して採用実績がある企業だと、

「どういう人が欲しいかの傾向」

「どんな質問がよく聞かれるかの傾向」

「どんなひと(相手の役職)が何人で面接するかの傾向」

まで教えてくれたりして、事前に採用までの対策をつけることが出来る。テストを受ける前に一度解答用紙が確認できるようなものだ。

利用したエージェント3社の比較

%e6%8f%a1%e6%89%8b

世の中には無数のエージェントサービスがあるが、その中でも私が使って特に印象のよかったサービスを3つだけ載せておこうと思う。

2回の転職活動の中で「二度と使うか!」みたいな質の低いところもあったし、逆に下記3社のような他の人にもぜひ勧めたい質の高い会社もある。

全部紹介するとえんえん悪口しか書けない会社もあってそれはどうかと思うので、オススメできる会社だけでご勘弁を。

リクルートエージェント

リクルートエージェント
転職のリクルートエージェント「つぎの私は、プロとはじめる。」-転職支援サービスサイト

最大手だけあって求人数が膨大。非公開求人のおかげで底が見えない程の求人数をほこる。

持っている案件の業種、会社の規模などをまんべんなく網羅している。

申込者も多いようで、転職成功数も多いのでノウハウも潤沢。

ここは最大手ということもあって、インタビュアー(経歴と希望を聞いてくれるひと)と

担当(実際にサポートについてくれるひと)が違うため、コミュニケーションは密にとらないと違う趣旨が伝わるといけないので注意しよう。

ちなみにインタビュアーは面談時ほめてほめて褒めちぎってくれる。それを面前通りに受けるとかんちがいを起こすので注意が必要。

我々は王様ではない、転職希望者なのだ。

キャリコネ転職サービス


10万件の企業口コミ。キャリコネ転職サービス

転職に関連するニュースや会社の口コミを集めたサイト「キャリコネ」を運営する「株式会社グローバルウェイ」というベンチャー企業。

2006年に立ち上がったベンチャーとは言え、「キャリコネ」の口コミサイトで会社OBが生々しく語る年収や待遇、会社環境などは必見だろう。

その会社を辞めた人間が書いた書き込みなのでサイトの方は話半分に聞かないと目が曇るが、キャリコネ転職サービスに載っている情報はキャリコネの口コミに加え、マッチング担当がリサーチした情報の両方を加味している為、より中立性が高まった。

「閉塞感の打破」をサイトの是に掲げているので、「閉塞感」にピンときたら登録すると良い。

担当は個別には付かないのが大手エージェントとの比較になるが、その分大手にはない変化球的な求人が狙える。

DODAエージェント

転職サイトDODAで求人探し
転職ならDODAエージェントサービス

とにかく「気づかい」を感じた会社。アットホームさにかけてはずば抜けていた。

販売サービス系に強い。=接客業経験者の扱いも強い。その他だと営業系などのフィールドワークが多い印象。

ここのエージェントさんの距離感はかなり近め。合う合わないがはっきり出ると思うが、このグイグイ感は人馴れした接客業出身者ならむしろメリットだろう。

デメリットをあげるとすれば、DODAにある求人は大手とかぶりやすい。担当さんにまずは会って、その所感で決めるというドライな使い方も検討しよう。

転職エージェントと上手につきあう

エージェントは複数使う

エージェントを複数使う理由は、大手のエージェントが出してくる求人は8割くらいがかぶっている

それなら複数使う必要ないじゃんって話だが、転職エージェントを使った活動の良し悪しは"担当との相性"がものをいうので複数のエージェントを使って取捨選択する方が合理的。

同じ求人なら相談しにくい人より、相談しやすい人にお願いした方が良い。

そのため、担当を面接してやろうくらいの気概でエージェントを見てみる。

また前述の通り企業ごとに抱えている求人には残り2割の「色」があり、偏りもあるので複数のエージェントを使うメリットは高いはず。

大手2社+中小(出来れば小さめのところ)1社

の計3社くらいがバランス的に良い。

「まずは相談だけでも」というツールとして上手に利用する

転職エージェントは、「転職したい」の願望を叶えてくれる助っ人であると同時に

「転職すべきか?」というギモンを一緒に考えてくれるカウンセラーでもある。

「まずは相談だけでも」の利用が出来るのは心強い。

しかしエージェントは非常に便利なサービスではあるが、相手もひと。

なんでもやってくれる「奴隷」扱いしてはいけない。数少ない「転職活動を支えてくれる強い味方」なのだ。

最終的に判断をするのは常に自分だ。判断のアドバイスはもらえても、ジャッジをするところまで頼り切らない適度な距離感を持とう。

まとめ

・エージェントはデメリットもあるが、メリットが多いサービス
・複数エージェントを利用してみて、見極めるとなお良し
エージェントに依存せず、最後はやはり自分で判断する

あなたはこれから新しく素晴らしい人生を歩み直す権利がある。迷うな。まずは会って、それからゆっくり考えよう。「心強い他人に相談する」ことで気持ちがスッキリするし、人から見た自分、というあたらしい側面を知るいい機会にもなる。

あれもないこれもない、となにもない所から考えるのはとても難しい。目の前に自分が「入れるかもしれない」求人案件を置いてから考えると、もっとリアルに自分の歩き方が見えてくる。

まずは動く。そして考える。転職活動はとてもパワーが必要なこと。ダラダラ続けると疲れる。すぐに動くことこそが、モヤモヤや苦しみを取り除くなによりの道だ。

「まずは相談だけでも」を受け入れてくれるエージェントはとても心強い。転職サイト経由で書類審査も通らなかった転職活動が劇的に変わるかもしれない大きな一手だ。

接客業からの転職8

お世話になったエージェント様

リクルートエージェント

リクルートエージェント

ともあれ最大手のエージェントさん。わたしが一番最初に登録したところで、いろいろと良い意味で転職するにあたって衝撃を受けた会社。ここのインタビュアー※求人紹介の前に、転職希望者の面談をしてくれる人はとにかく褒める。そんなにホメられたらからだがムズムズしちゃいますよ、というぐらいホメてホメてほめまくってくれる。経歴ややりたいことを気分よく話せるし、これでもかとあいづちをうって真摯に聞いてくれるが、ホメられたことを面前のまま受け止めるとかんちがいを引き起こすので注意が必要。開かれた求人からクローズ案件までとにかく求人量がすさまじい。質より量な印象があるので、自分で瞬時に判断するヤル気が必要だが、求人が来すぎて悩むなんてのは贅沢な話かも。

DODAエージェント

転職サイトDODAで転職

全体的に温かい印象の強いエージェントさん。私が利用したときは改修中だったのか専用フォームからではなく、メールでのやりとりが中心だったのを覚えている。送られてくるメールもコピペ対応ではなく、それぞれ案件ごとにコメント貰えたりして、とても親身だったのが印象的。担当になってくれた人は良し悪しをはっきり言ってくれる人で、何事もこざっぱりと直球で言ってくれたのがかえってありがたかった。販売サービス系へ入るための転職にも強みを持っていて、これは「接客業経験者の扱いにも慣れている」ことの証明でもある。

キャリコネ転職サービス

ここは事前面談がなく、キャリアシートのみの登録でサクッと始まる中小規模のサービス。「キャリコネ」という会社OBが年収から待遇から生々しく語るサイトを利用したひとは結構多いのではないか。そこが運営するエージェントサービス。こざっぱりしたホームページからは想像も出来ない熱い、熱意を持った担当さんが付いてくれたので良い意味で意表を付かれたエージェントさん。私の経歴にたまたま合ったのもあるのだろうが、非公開求人を積極的に紹介してくれた印象が強く残っている。紹介してくれる案件もウィットに富んだものが多く、他のエージェントさんとの差を付けるために様々な施策を組んでいて、熱意がこちらまで伝わってくる。実際に案件紹介をしてくれるプロジェクト担当さんは人によってトーンが違い、たまに妙にサバサバしてる人がいたりもするが、それを補ってあまりある採用活動のサポート力があった。

 - 転職エージェント ,