アパレルの正社員を辞めたいなら、接客業としての「引き」を考えないこと

      2017/12/11

いま、学生時代の後輩の女の子から相談を受けている。

先輩はどうやって接客辞めたんですか?なんで今立派な仕事に就いてるんですか?ってね。どこかから私が今接客を経験した上で、転職し今は接客のせの字も無いような仕事をやっていることを聞いてきたらしい。

まずどっから突っ込んだらいいのかわからんが、とりあえず真っ先にここを否定しておきたい。

別にアパレルの接客は悪い仕事じゃない。むしろ華やかで立派な仕事。そして仕事である以上立派かそうでないかの差なんてものはない。

確かに今自分は広告屋にいて、なんか華やかで面白そうな事やってるように周りの人は見えるんだろうけど、広告は広告主さんが作ったサービスや商品が主役なわけで。自分は決して主役ではない。

広告の制作なんて地道な作業の繰り返し。まー確かに自分の視点で見たとして、かつてやっていた「家電屋での接客の仕事」よりはやりがいを感じているのは確かだ。自分がデザイナーさんと喧嘩しながら作った広告がSNSでバズったりしてるの見ると心躍るし、施策が成功すると喧嘩してたはずのデザイナーさんと顔をあわせて食うランチは和やかで旨い。

今自分が立派な仕事に就いていない、と劣等感を感じるのは、やりがいや面白さを見失っちゃってるんだよね。わかる、わかるぞ。

で、本題だけども、接客という仕事が辞められないという記事でも書いたんだけど、どうやって辞めるの?ってな話はこのサイトでも散々している。

辞めたい時が、辞めどきですよ、と。アパレルの正社員を辞めて転職したいなら、接客業としての「引き」を考えないこと。これが一番大事。

なぜ、仕事を続ける、続けないの選択を上司や先輩にさせるのか

辞めたいことを上司にそれとなく伝えたら引き止められた。先輩に嫌な顔をされた。もしくは、そうなるのが怖い。こんな「圧」で物怖じしてしまっている人は多い。確かに人から負の感情を向けられるのはとても嫌な気持ちになるけれど、その嫌な気持ちのせいで肝心なことを忘れてないかい?

仕事を辞める、辞めないは自分で自由に決められることを。

その上司や先輩がスーパーマンで、自分の残りの人生に全責任を負ってくれるなら嫌々付いていってもいいと思うけど、他人が自分の責任を負ってくれるなんて、そんなことは絶対に無い。自分の人生を楽しく、豊かにできるのは自分だけだ。

これ、すごく忘れがち。自分の人生に責任を負えるのは他の誰でもない、自分だけだってことを。

悲しい接客業出身者のサガ「自己犠牲」の精神

私も家電量販店で8年接客に就いていた人間だ。気持ちはよく分かる。なんとなく、自分主体で動く、自分の感情や考え優先で行動する、という意識が薄れちゃうんだよね。

自分が「優秀な販売員」

であろうとすればするほど、客の言うことに逆らわず、自分の心をおさえて物を売ったり、意見を言うから、いつしか「自分の人生」という大事なものでさえ自分の感情をおさえてしまう。

これはもはや「職業病」と言っていい。優秀な販売員ほど必要以上に周りの空気を先読みしがちだ。

自分を犠牲にしてまで譲歩するというのは、一見すると「職場の雰囲気を壊さない良いヤツ」になれるんだけれど、じゃぁいざ自分がこころの病気になったりしたら、誰か助けてくれるんですかね?

「しょーがねーな。俺の給料1割ずつ出してカンパしてやるよ。これで療養頑張れ」

なんて言ってくれる人、いるんですかね?そんな聖人君子が存在するなら是非会ってみたいものだ。

でもそんな人、絶対に居ない。だってそこまで支えてくれる人が職場にいるなら、「仕事辞めたい」なんて考えないよね。

相手が金出してくれる客ならまぁわからないでもないけど、自分自身が仕事を頑張って続けるか、新しい一歩を踏み出すかなんて重要な事は、絶対に自分中心で考えるべきだ。

すごく前向きな「チャンス」よ?接客以外の選択肢が自分の頭の中に出てくるなんて。決して悪いことじゃない。これを否定したがるなんてただの職業病。

で、このまま接客続けていく自信あるの?

そのアパレルの後輩に私が問いかけた問いはひとつだけ。(この記事みたいにダラダラ説教してないよ!)

今の仕事「一生続けられる自信はあるの?」と。

これに自信を持って答えられなかった時点で、この話の決着は付いている。別にその決断は悪いことじゃない。周りの人も自分の仕事に疑問を持っているハズだ。声に出さないのは、デリケートな話題だから。

もちろん、接客という仕事にプライドを持っている人はいるだろうし、それで一生食っていく!という人へ無理に次への一歩、「転職」を薦めようとは思わない。

ただし、

少しでもアパレルを辞めたいと考えたら、すぐに動き始めるべきだ。

上司や先輩に嫌な人がいても、仲のよい同僚に情がある?ボーナスが少しだけなら出る?

それは果たして、あなたが人生を通して「がんばる」理由になるのだろうか。いまの環境は、そのまま続ける価値があるものなのか?

かといって、接客業しか経験していない自分が果たしてすんなり転職できるのだろうか?

そんな風に悩んでいる余裕があるなら、「今すぐ動く」べきだ。実にもったいない。

そもそも世の中にある仕事の約半分、50%近くはサービス業だと言われている。冷静に周りを見渡してみよう。アパレル販売の経験がある事務員、元ホテルマンの企画屋、ケータイショップ勤務時のPOP作り経験から広告を手がけるようになったアートディレクター、そんな「サービス業、接客業経験をしたうえで次のキャリアを歩んでいるひと」がかなりの数居ることに気がつく。※私の知人友人の例

もし接客業が「立派でない」仕事だとするならば、世の中の働いている人の大半は「しょーもない」ことになる。全然そんなことないよ。

早く動いた人から次に行ける。それが「転職」という選択肢

人は動物だ。動物は一度辛いと思ったことはトラウマになる。そしてそれを浴び続けることはできない。人間だってその例外じゃない。根性がないのではない。しょーもないからではない。人間という生き物は毎日何か辛いことを耐え続けるようには設計されていない。

もちろん働くって大変なこと。そして食う、寝る、遊ぶ上で絶対に逃げられないこと。

でも、ここもみんな勘違いしている。

労働=24時間365日ずっと辛いこと

ということは通常ではありえない。大変なこともあるけれど、普段はまぁなんとか乗り切れる。そうやって働くということに折り合いをつけるものだ。大人だもの。

でもそのアパレル勤務の後輩は、わざわざ私のような「昔の先輩」に連絡してきて「辛いんです。辞めたいんです。私も接客以外の仕事ができるんでしょうか」なんて深刻な顔で相談してきた。

その子、気付いてないんだよね。いい子だから。「労働は本来ずーっとしんどいことが続くものではないし、接客業から転職して上手くやっている人は世の中にたくさん居る」ということを。接客業特有の自己犠牲が身に染み付いちゃってる。

早く動こうよ。壊れないうちに。マインドの部分はフォローしたけど、転職自体の相談は「エージェント」を頼りな、とだけ教えておいた。何事もプロを頼るものだよね。タブレットやスマホを選ぶ時に家電量販店に行き、服を選ぶときにはアパレルショップに行く。転職活動にもプロがいる。彼女の成功を祈るばかりだ。。

参考:転職活動のプロ。転職エージェントとは?

 

お世話になったエージェント様

リクルートエージェント

リクルートエージェント

ともあれ最大手のエージェントさん。わたしが一番最初に登録したところで、いろいろと良い意味で転職するにあたって衝撃を受けた会社。ここのインタビュアー※求人紹介の前に、転職希望者の面談をしてくれる人はとにかく褒める。そんなにホメられたらからだがムズムズしちゃいますよ、というぐらいホメてホメてほめまくってくれる。経歴ややりたいことを気分よく話せるし、これでもかとあいづちをうって真摯に聞いてくれるが、ホメられたことを面前のまま受け止めるとかんちがいを引き起こすので注意が必要。開かれた求人からクローズ案件までとにかく求人量がすさまじい。質より量な印象があるので、自分で瞬時に判断するヤル気が必要だが、求人が来すぎて悩むなんてのは贅沢な話かも。

DODAエージェント

転職サイトDODAで転職

全体的に温かい印象の強いエージェントさん。私が利用したときは改修中だったのか専用フォームからではなく、メールでのやりとりが中心だったのを覚えている。送られてくるメールもコピペ対応ではなく、それぞれ案件ごとにコメント貰えたりして、とても親身だったのが印象的。担当になってくれた人は良し悪しをはっきり言ってくれる人で、何事もこざっぱりと直球で言ってくれたのがかえってありがたかった。販売サービス系へ入るための転職にも強みを持っていて、これは「接客業経験者の扱いにも慣れている」ことの証明でもある。

キャリコネ転職サービス

ここは事前面談がなく、キャリアシートのみの登録でサクッと始まる中小規模のサービス。「キャリコネ」という会社OBが年収から待遇から生々しく語るサイトを利用したひとは結構多いのではないか。そこが運営するエージェントサービス。こざっぱりしたホームページからは想像も出来ない熱い、熱意を持った担当さんが付いてくれたので良い意味で意表を付かれたエージェントさん。私の経歴にたまたま合ったのもあるのだろうが、非公開求人を積極的に紹介してくれた印象が強く残っている。紹介してくれる案件もウィットに富んだものが多く、他のエージェントさんとの差を付けるために様々な施策を組んでいて、熱意がこちらまで伝わってくる。実際に案件紹介をしてくれるプロジェクト担当さんは人によってトーンが違い、たまに妙にサバサバしてる人がいたりもするが、それを補ってあまりある採用活動のサポート力があった。

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