小売業からの転職は「管理系」も狙える

      2018/06/11

接客業の中でも、とりわけ「物品」を扱うサービス業でもある小売業という業界。

私が約8年頑張ってた家電量販店での販売・管理業務もこの小売業という業種に分類される。

小売業から離れたい、転職したいと考えた時にどうやって他業界へアプローチしていくのか。どの業界なら可能性が持てるのか。

多少自分語りが入るだろうが、今日はこの話題を語りたい。

小売業からの転職は、「営業」だけでなく、「管理系」も十分狙えるよ、と。

なぜ、小売業からの転職はまず「営業」だという風潮があるのか

大体どの転職系サイトでも、小売からの転職はまず「営業」を狙っていこう!似てるし!という論調で書かれていることが多い。

ああ、こいつらなんもわかってねーな。と。実際に「小売業」と「営業」の両方を経験したことのある諸氏ならこう思うんじゃないかな。

「小売」と「営業」は似て非なるものだよ!全然やってること違うよ!

と。

ま、「モノを売る」という部分にだけフューチャーしていけば、同じように錯覚するのも無理はないかなとも思う。接客と営業の違いを冷静に掘り下げて考えて見れば、お客にモノを売るための「プロセス」として触れている部分が全く違うことに気がつくんだけどね。「モノを多く見せ選ばせる」小売業と、「モノに価値を付けて買ってもらう」営業の違いはそもそも営業と事務、管理と現場くらい違うんだけれども。

だから、「小売業」という仕事の形について冷静に考えてみよう。

小売業の本質は、「お客にモノを選ぶ楽しみ」を提供すること

小売という商売の本質は「お客さんに可能性を示して、選んでもらう」こと。

家電量販店で家電製品を売る、アパレルショップで洋服を売る、ケーキ屋さんでケーキを売るでも良い。数あるショップの中から自分の店を選んでもらい、かつそのショップ内で扱っている製品の中から、お客の環境、属性、欲しいもののニーズに合わせてモノを手に取ってもらう。そこがゴールであるハズ。

逆に言ってしまえば、「お客が目指したものが目の前にある」時点で小売業としての仕事は9割完結したと言っても良い。在庫切れしていないか、色のバリエーションは押さえられているか、お客のニーズにフィットしたものがきちんと選べるようになっているか。

そう、営業との差に気がつけただろうか。小売業は「モノを売る」ことよりも、「モノがきちんと用意できていて、それを選べるように管理」している属性の方が強いことを。

ここを勘違いして「営業なら仕事ほとんど変わらないしいけるっしょ!」てナメてかかると転職は長引くよ。私が実際に転職活動の前半戦で壊滅状態だったのだから間違いない。

転職での小売業の経験を活かす選択肢

それを踏まえて、小売業の経験を使って他業界に潜り込もうと思うなら、この辺を考えるべきだろうか。

お客との折衝「コミュニケーション能力」

一体1日何人の人間と会話をするのか。。。と数えるのも面倒なくらい沢山のお客と接するだろう。

その客の属性は一人ひとり違ったハズだ。会話に主語がなくわかりづらい、短気、金持ち、値切りたがり屋、子ども、大人、サラリーマン、主婦。。。

とにかく「世の中こんなに人間という生き物は違っているのか」というのが嫌というほどわかるだろう。

アドリブに強い

ほぼ唯一、小売と営業とで似ている部分で言えば、お客がサイフを開く瞬間に立ち会えるということだろう。その最後の「ダメ押し」に向けて、色々な人の背中をポンと押してきただろう。

どんな人間なら、どんなトークが効くのか。お客の悩みやニーズはどこにあるのか。それを前述のコミュニケーション技術と一緒に「その場のアドリブ」で乗り切ってきただろう。

会社が変わって、仕事内容が変わるとびっくりするよ。こんなに仕事ってルーチン化されたものなのか、、、ということを。その場をきちんと形に合わせて処理する。このアドリブ力は、小売業の隠れた強みと言えよう。

膨大な在庫を管理する能力

モノの売れ行き、人の興味。人の嗜好。そういったものに在庫というものはすぐ左右される。先月まで売れていたものが今月急に売れなくなったり、タレントさんが身につけていたりTV番組で「イイネ!」したものが今日急に売れだしたり。

これは小売業の醍醐味だ。ああ、人って思ったよりも単純だなwみたいな。

これまでお客という人間よりも、商品というモノの事を考えていることが多かったのではないかい?自慢じゃないが私は家電量販店に居た時、任されていたコーナー全体で3500万円分の在庫を3ヶ月で1回転。1年間で約1億5千万の在庫を管理して売っていた。接客小売の本質は「トークでモノを売るのではなく、モノを選ばせる、モノを管理」することだ。ゆえに「コミュニケーション能力」という言葉だけに引っ張られすぎてはいけないよ。

小売業経験者の次の選択肢を、自分から狭めていないかい?

小売業は異業種へ転職しづらい?「わかってくれる」企業にだけ気づいてもらえば良い

世間一般で言われている接客、とりわけ小売やってる人間はろくな転職ができないという風潮は自分の選択肢を狭めるだけだ。小売は転職できないなんて戯言に耳を貸す必要は全く無い。

確かに「自分はどうせ小売だし。。。大した経験もないし。。。」とウジウジいじけてれば転職なぞ上手く行かないだろう。そんな奴誰が欲しがるのよ、て話だし。

しかし、自分のやってきた事を「完璧」にでなくていい。冷静に本質を見極めていれば、そんな自分を欲してくれる企業は世の中いくらでもある。

確かに求人サイトじゃ

3年以上の営業経験

何かのプロジェクトの推進経験必須

みたいなキーワードに蹴飛ばされることもあるだろう。だったら、逆にこう考えるんだ。転職エージェントに自分を紹介してもらえばいいじゃん、って。

え?営業と小売って全然違いまスよね?とかかるーい感じでエージェントさんに言ってもらえたから、今の私がある。自分の場合色々な紹介案件を見回って最終的には営業の道に進んだのだけれども、あの時のエージェントさんの一言が無ければ、「一緒に将来を考えてくれる人」に出会えていなかったら。ゾッとするね。

「別にいいんですよ、求人の数なんて。○○(私)さんに興味を持ってる企業とだけ会えれば良くないですか?」

って。シンプルだけど、広がったよね。自分の視野が。世界が。

参考:接客業からの転職に挑戦するオススメの時期とは?

参考:新卒から接客業で頑張ってきたアナタへ。転職は早く動いた人間が有利。

 

お世話になったエージェント様

リクルートエージェント

リクルートエージェント

ともあれ最大手のエージェントさん。わたしが一番最初に登録したところで、いろいろと良い意味で転職するにあたって衝撃を受けた会社。ここのインタビュアー※求人紹介の前に、転職希望者の面談をしてくれる人はとにかく褒める。そんなにホメられたらからだがムズムズしちゃいますよ、というぐらいホメてホメてほめまくってくれる。経歴ややりたいことを気分よく話せるし、これでもかとあいづちをうって真摯に聞いてくれるが、ホメられたことを面前のまま受け止めるとかんちがいを引き起こすので注意が必要。開かれた求人からクローズ案件までとにかく求人量がすさまじい。質より量な印象があるので、自分で瞬時に判断するヤル気が必要だが、求人が来すぎて悩むなんてのは贅沢な話かも。

DODAエージェント

転職サイトDODAで転職

全体的に温かい印象の強いエージェントさん。私が利用したときは改修中だったのか専用フォームからではなく、メールでのやりとりが中心だったのを覚えている。送られてくるメールもコピペ対応ではなく、それぞれ案件ごとにコメント貰えたりして、とても親身だったのが印象的。担当になってくれた人は良し悪しをはっきり言ってくれる人で、何事もこざっぱりと直球で言ってくれたのがかえってありがたかった。販売サービス系へ入るための転職にも強みを持っていて、これは「接客業経験者の扱いにも慣れている」ことの証明でもある。

キャリコネ転職サービス

ここは事前面談がなく、キャリアシートのみの登録でサクッと始まる中小規模のサービス。「キャリコネ」という会社OBが年収から待遇から生々しく語るサイトを利用したひとは結構多いのではないか。そこが運営するエージェントサービス。こざっぱりしたホームページからは想像も出来ない熱い、熱意を持った担当さんが付いてくれたので良い意味で意表を付かれたエージェントさん。私の経歴にたまたま合ったのもあるのだろうが、非公開求人を積極的に紹介してくれた印象が強く残っている。紹介してくれる案件もウィットに富んだものが多く、他のエージェントさんとの差を付けるために様々な施策を組んでいて、熱意がこちらまで伝わってくる。実際に案件紹介をしてくれるプロジェクト担当さんは人によってトーンが違い、たまに妙にサバサバしてる人がいたりもするが、それを補ってあまりある採用活動のサポート力があった。

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